選び方

【デザイナーズの選び方】

人差し指をする女性

最近ではデザイナーズ住宅以外にも、デザイナーズマンションやコーポラティブハウス、デザイン住宅等、デザイン性の高い住宅を選ぶ際の選択肢が増えました。 ここではそれぞれ特徴を比較し、どのような人に適しているのか考えてみます。デザイナーズ住宅の特徴は、建築家が依頼者の要望に合わせて最適な家作りをしてくれる事が挙げられます。 自分のライフスタイルに合わせて細かい部分にまでこだわった一戸建てを希望する人はデザイナーズ住宅を選ぶのが良いでしょう。 デザイナーズ住宅の難点は、一般的に設計期間が長くなってしまうこと、購入費用が高額になりがちなことが挙げられます。 デザイナーズ住宅のように長い期間をかけて住宅を建てるのは面倒だけど、デザイン性の高い一戸建てに住みたい、という人にはデザイン住宅がお勧めです。 デザイン住宅は基本的な設計は決まっているので細かい要望を満たすことは出来ませんが、より手軽にデザインの高い住宅を購入することが出来ます。 一戸建てでは無くマンションが欲しい、という人にはデザイナーズマンションがあります。設備や間取りを変更するのは難しいですが、現在では様々なデザイナーズマンションが建設されていますので、自分の好みに合ったマンションも見つかりやすくなりました。デザイナーズ住宅のように依頼者の要望を取り入れた集合住宅が欲しい人にはコーポラティブハウスがお勧めです。 コーポラティブハウスは購入希望者同士で建築計画を進めていくので、家作りの喜びを共有出来る反面、完成までに時間と労力がかかるデメリットもあります。また、話し合いがまとまらない場合には建築計画に大幅な遅れが生じる場合もあります。

【建築家の選び方】

デザイナーズ住宅を建てる際、まず最初に建築家を選ぶ事から始めます。デザイナーズ住宅を建てる際にはどのような建築家を選ぶかが重要な問題となります。建築家によっては得意とする建物の種類や工法が異なりますし、デザイナーズ住宅のようにデザイン性の高い建築を得意としている建築家ばかりではありません。デザイナーズ住宅の建築を工務店に依頼した場合、数名の建築家で設計コンペを行い、複数の設計プランの中から気に入った建築家を選ぶ事も可能です。複数の設計を比較することにより、自分の希望に合ったデザイナーズ住宅が見つかる可能性が高まり、また建築家同士が競い合うことによって、より質の高い設計プランが期待出来ます。

【施主・設計士の選び方】

デザイナーズ住宅では、施主と設計士の選定も重要です。センス、能力だけを見るのではなく、長期間に渡る打ち合わせを行うわけですから、相性の合った設計士を選ぶ必要があります。 ただ、相性といっても単に好き嫌いという意味ではありません。様々な建築家や設計士がいて、それぞれ独自の考え方、世界を持っています。 よく自分の提案を押し付ける設計士がいるように、自分のいうことが絶対であるという施主もいますが、協同者としての良好な関係を気づくことができるかどうかが重要で、それも踏まえて設計士の選定をしましょう。